看護師と子育ての両立について
女性の職種の中で、若い世代のうちは圧倒的に未婚率の低い看護師の仕事。
なかなか出会いがない、忙しくて恋愛などしている時間がないという事情のほかに、せっかくいろんなつらい思いをして看護師になったのだから、最新の医療や看護の勉強に力を入れたい、などという意欲的な人も多いです。看護師や介護福祉士などという、医療や福祉分野の専門職などは、その仕事がしたいためにその資格を取ろうとする人が実に多いからです。若いうちはそれでもいいかもしれません。しかし、看護師も年を取ってきます。思うように勉強が身についていかない、思うように体が動かなくなってきた、などという状況にもなってきます。そうなってくると看護師たちも結婚を真剣に考えるようになってきます。認定看護師や、専門看護師など、更なるキャリアアップを目指している人は違うかもしれませんが、家族がほしいと思うようになる人も多くなるのが30代後半から40代前半のようです。
女性は結婚して子供を生めば、育児という新しい仕事が生まれてきます。
産休や育児休暇制度のしっかりとした職場なら、出産して約2ヶ月ほどで職場復帰も可能です。産休や育児制度がしっかりしていなく、出産を間近に退職しなくてはならないような職場でも、出産後、2ヶ月ほどで仕事が見つかりさえすれば看護師として働くことができます。しかし、問題は育児との両立です。出産後、いろんな予防接種を受けたり、怪我や病気をしたり、保育園や幼稚園、学校のどの行事などで休まなければならなくなったりと、仕事と家庭の両立に悩むママさんは多いでしょう。ご主人が家事の半分ほどでも手伝ってくれたりすれば少しは解消されるのですが、なかなかそうも行きません。ですから、子供を持つ看護師の場合、突発的な事故や病気に関しては、自分の親や子育て支援制度などを利用したりしている人も多いです。行事などはあらかじめきちんと調べておき、仕事に差しさわりが出ないように、肝心な行事は休みの指定休暇を取るなどする人も多いです。いろんな工夫をしながら育児と看護師を両立できるように頑張っているのです。